確かに、家族が急に病気であることがわかったら誰だって驚きます。そのことで悩むのも普通のことです。
しかし、彼女は父親が受け止めているのに自分は動揺し何もできなかったと悩み、落ち込んでいました。カウンセリングを行っていくと、彼女の父は強い方だと思いました。病気であることがわかったら、悔いは残したくないと旅行に行ったり、今までしていなかったことにトライしたり、家族との時間を第一に優先したりと、がんであることが嘘のように毎日を過ごしているそうです。
私は彼女に今の悩みを父親に相談してみるのが良いと言いました。その悩みが原因で父親との時間を無駄に過ごしたらもったいないです。彼女は眠れない、食欲がないなどの症状が体にあらわれているので、このままでは彼女まで病気になってしまいます。この悩みは父親と話さなければ解決しないと私は思いました。
受け止めた父親と、受け止められなかった自分。そんな考えを持っていては、悩みは解決しません。少しでも残された時間でたくさんの思い出が作れるようにしてほしいです。
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