生きていてよかったと思えるような幸せな時間を感じたことはありますか。今日はそんな
ことを感じることが出来た日でした。
父の体調が去年の終わり頃からあまり良くなく、今もまだ芳しくありません。
自分の体調の悪さに気がめいることもあり、母にも、私にも弱音のような愚痴のような言葉を最近よくもらします。
お口の方は元気があるので、私との会話で「ああいえばこういう」的なやりとりはまだ健在ですが、でも本当はそんなやりとりも、もうどうだっていいんだという気分でいるのだと思います。
つい最近までこんなにも歳をとった娘の私をもの凄い勢いで叱っていたあの頃の父が少し懐かしくも思います。子どもの頃からとても厳しく育てられ、あまり褒められたことがありませんでした。
幾度となく理不尽な叱られ方をしたことが心に残り自分の自信のなさは父のせいだと恨んだこともあります。
今でもそんなふうに思う時もあるくらいです。それでも一方でそれがその人の愛情の表し方なんだと思ったことがあります。人それぞれの生き方があるようにその中にはその人にしかできない表現の仕方があるのです。
私はただ、そこに生まれた。そして父らしいといえる、人との関わり方や生き方を知ることができたのです。
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