人は病気になります。すぐに治る病気、なかなか治らない病気、絶対に治らない病気。今日私のもとにカウンセリングに来た方は、絶対に治らない病気、末期がんにかかってしまった方の、娘さんでした。
彼女の父は、今６７歳で老後のセカンドライフをスタートさせたばかりで、先日末期がんに侵されていることが判明したそうです。会社を定年し、やっと奥さんと二人でのゆっくりした時間がはじまったところに、がんが判明したそうです。
すでに父親には告知はしていて、狼狽することもなくしっかりと現実を受け止めているような様子だったそうです。しかし、彼女自身は、急な父親との別れにひどく動揺し、父が毅然とした態度で病気を受け止めているのに、自分が受け止めることができないのが悩みだそうです。「つい先日まで元気に過ごしていた父親との別れがこんなに早いとは思わなかった。なんで、」と彼女はひどくショックを受け、食欲もないし、連日眠れないといっていまいした。

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最近よくニュースで中学生や高校生の子供がマンションから飛び降り自殺した、
や自宅で首をつり自殺したという報道を見ます。昔はほとんど見なかったのですが、
今では月に数回は必ず目に止めます。自分の子供に先立たれる親の気持ちを考えると
とても辛いです。
そして、報道される子供の自殺の原因の多くがいじめによるものです。
しかも、学校側はできる限りこの事実を隠そうとしています。子供を守り育てるべき
教育機関がそのようなことをするなど考えたくもありません。子供はきっと自殺する前に
悩みの相談したはずです。
しかし、大人の勝手な解釈でその子供を助けることができなかったのでしょう。いじめを
相談しても相手にしてくれないとなると、子供にとってはストレスになったでしょう。い
じめを受けていると告白することは勇気がいることです。なのに、まともに取り合ってく
れなければ子供はそれをもストレスと感じ自殺するのです。最初の原因はいじめかもしれ
ませんが後押しをしたのは大人なのかもしれないのです。